パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(ノベル) [Books]
FlightPlan/フライトプラン [Books]
映画フライトプラン見ようと思ってましたが気付いたときには終わっていたので、小説版を読んでみました。少しダークな雰囲気が漂ってますが、ストーリーの核心に迫るテンポの良さと、架空の2階建て飛行機E-474(だったような…)の密室にもかかわらずさまざまなアクションが繰り広げられる様は実写で見たらかなり面白そうだと思いながら読んでました。ラスト近くでは『お前っ・・・(怒)』と思わず怒れてしまう展開もある。映画の小説版の良さは映画を見るときに内容が自然に理解できるということかな。
The Alchemist/夢を旅した少年 [Books]
「人が何かを望む時、宇宙全体が協力して夢を実現させようとする」という言葉がとても印象的な作品です。人は夢に向かっている途中、『自分の夢は実現できるのだろうか?』、『自分の目指している方角は当っているのだろうか?』、『もう別の夢に乗り換えてみようか?』と思うことがよくある。勿論こういう考えに到ったことがるのは僕だけではないでしょう。
しかし夢に向かう過程で生じる悩み、苦痛、困難、喜び、怒り、悲しみ等の感情は全て「前兆」で、それらを身を持って体験し、理解することで自分を洗練し、そうすることによって夢に近付くことができるとこの本は教えてくれた。
そうは言うものの、途中で夢を諦めてしまう人もいる。自分も夢を諦めたくなることが何度もある。本文中の言葉を借りると、こういう人々の表現は「オアシスを目の前にして死んでしまう人」と書いてあった。自分はこれを見たとき自分を恥じた。誰でも夢に到達することができる。夢というゴールが見えているのに途中で諦めようとするのはなんて愚かなことだろうと思った。
こういった事はとても単純なことだけど、実際に言われみて初めて気が付くことなのではないかと思う。この本を手にしたとき自分は夢を諦めかけていた。これもまた前兆なのだろうか?!
夢を見ることの大切さ、夢を追求することの大切さ、そしてその過程で生じる様々なことは夢をかなえるための大切な糧なのだということを主人公と一緒に体験できた本です。
P.S.ファンタジーなのに途中で苦痛を感じたり、飽きることは無かった。今まで読んだ小説の中で一番ためになったと思う。